
コロンビア産天然エメラルドの石の中に黒い筋が放射線状に入っているものをトラピッチェ(トラピチェ)と呼びます。一見、歯車のように見えます。
トラピッチェですが、私がコロンビアに初めてエメラルドを買い付けに行った頃(20年以上前)、まだ人気がなく誰も目を向けない代物でした。当時は誰も買い手がいないので、鉱山夫からただでお土産用にもらったりしておりました。
ほんの一部のコレクターのみが知っている程度の石でしたし、日本で売れる市場は全くありませんでした。
それが、最近では人気が急騰してコロンビアでも価格が跳ね上がり、今では商品自体が市場から消えてしまうほど(もともと珍しい石でしたので数は多くありませんでした)になってしまいました。
トラピッチェとはスペイン語でサトウキビの絞り機のことらしいのですが、少なくともコロンビア現地ではトラピッチェと言えばエメラルドの事を差し、実は「絞り機」の意味だなんて誰も知りませんでした。
そう言う私もこの意味は日本で本などに書いてあるのを読んで知った次第です。
(スペイン語で「trapiche」と書き、発音は「トラピチェ」です。何で日本では「トラピッチェ」と、「ッ」が入るのかわかりません…)
不思議なのは、この不思議な形のエメラルドがどういう理由で作られたのか、なんでこの様な姿で結晶になるのかがわかっていないそうです。
この人気急上昇中の神秘的とも言えるトラピッチェ。
アナタのコレクションにいかがでしょう。
※天然石のため、石の表面(黒い筋の部分)に肉眼で確認できるクラック等があります。
(元来そう言う物ですが…)